大久保玄才さんの工房は洛北、貴船、鞍馬の手前にある市原の閑静な住宅街にある。毎回京都へ出かけていても仕事の打合せとなると京都市内から電車とタクシーを使っても30分以上の距離、半日仕事になる。さすがにここまでくると市内の雑踏を離れ思索に耽ったり、創作活動をするには絶好のロケ―ションだ。
そめのざ玄才、174cmのがっしりとした体つき、長髪、黒々とたくわえたヒゲ。それが彼の”名刺”代わりだ。
趣味は仕事。酒はほとんど口にせずギャンブルも大嫌い。愛車で深夜ドライブするのが楽しみ。
趣味は仕事。酒はほとんど口にせずギャンブルも大嫌い。愛車で深夜ドライブするのが楽しみ。
国立ロシア民族学博物館で開催された作品展とサンクトペテルブルグ国立演劇アカデミーにてきものショー開催は以下のような組織のご協力で大成功に終了いたしました。(日本・ロシア協会主催、協力団体:在日ロシア連邦大使館、ロシア連邦外務省協力庁、サンクトペテルブルグ国際協力協会、サンクトペテルブルグ露日友好協会、サンクトぺテルブルグ国立演劇アカデミー、国立ロシア民族学博物館)
なぜ玄才きものはここまで人々を魅了するのかと考えるときがある。
まず一つそれは色にあるのではないかと思う。「こんな組み合わせもあったのか。」とアッと驚く色の組み合わせをいつも披露してくれる。
柄の題材は自然であったり、動物であったり、歴史であったり、建造物であったりあらゆるものが題材となっているのだが、それらを切り取ってそれを「そめのざ玄才」というフィルターにかけて描いている。
何気ない自然の中から周りの人間が誰も気づかないアッと驚く光景を引き出す優れたフォトグラファーのようだ。
むしろ自然は自然のままだが、玄才カラーといわれるように題材をさらに玄才というフィルターにかけて再度組み合わせてきものの図柄に表現している。