大久保玄才のきもの

大久保玄才(そめのざ玄才)経歴

  • 京都に生まれる。同志社大学法学部卒業。
  • 1977年:ニューヨーク・ジャパン・ソサエティにて着物ショーを開催。
  • 1978年:東京・アメリカ大使館主催「玄才とその世界」を開催。 
  • 1979年:パリ国際会議場にて「きものとドレスショー」を開催。 
  • 1981年:「江戸美術展」「玄才とシルクの世界」を開催。
  • イギリスBBCテレビにて放映、ハロッズで作品展開催。 
  • 1988年:日本橋三越本店にて「徳川美術館と玄才の世界」を発表。
  • 1993年:染色活動20年展「天地自然」を京都文化博物館にて開催。 
  • 1996年:ロシア国立トレチャコフ美術館にて作品展 を開催。
  • 2009年(10月):ロシア サンクトペテルブルクの世界遺産歴史地区建築『国立ロシア民族学博物館 大理石の間』にて作品展を開催。
  • サンクトペテルブルク国立演劇アカデミー劇場にてきものショー開催。
  • 2009年(12月):東京在日ロシア連邦大使館にて作品展、帰朝報告レセプションパーティーを開催。
  • 2012年(5月):ロシア ウラジオストクにて『APECアジア太平洋経済協力サミット開催記念日ロ極東フォーラム』関連イベントとしてウラジオストク市において作品展を開催。
  • 2014年(9月):ロシア モスクワにて『日本・ロシアフォーラム2014』国際文化交流作品展を開催。
  • 2014年(11月) 京都嵐山「時雨殿」にてモスクワ帰朝報告会および作品展を開催。
  • 2016年(6月) 東京都文京区「旧細川侯爵邸」(元内閣総理大臣 細川護熙の祖父により建設)に於いて作品展を開催。

大久保玄才さんの工房は洛北、貴船、鞍馬の手前にある市原の閑静な住宅街にある。毎回京都へ出かけていても仕事の打合せとなると京都市内から電車とタクシーを使っても30分以上の距離、半日仕事になる。さすがにここまでくると市内の雑踏を離れ思索に耽ったり、創作活動をするには絶好のロケ―ションだ。

玄才さんの工房玄屋にあるふくろう部屋、氏のコレクションであるフクロウの置物などが飾られている。
玄才さんの工房玄屋にあるふくろう部屋、氏のコレクションであるフクロウの置物などが飾られている。

そめのざ玄才、174cmのがっしりとした体つき、長髪、黒々とたくわえたヒゲ。それが彼の”名刺”代わりだ。

趣味は仕事。酒はほとんど口にせずギャンブルも大嫌い。愛車で深夜ドライブするのが楽しみ。

趣味は仕事。酒はほとんど口にせずギャンブルも大嫌い。愛車で深夜ドライブするのが楽しみ。



フクロウの着物

宝船(ロシア出展作品)


天地自然「千年の四季」


国立ロシア民族学博物館で開催された作品展とサンクトペテルブルグ国立演劇アカデミーにてきものショー開催は以下のような組織のご協力で大成功に終了いたしました。(日本・ロシア協会主催、協力団体:在日ロシア連邦大使館、ロシア連邦外務省協力庁、サンクトペテルブルグ国際協力協会、サンクトペテルブルグ露日友好協会、サンクトぺテルブルグ国立演劇アカデミー、国立ロシア民族学博物館)

なぜ玄才きものはここまで人々を魅了するのかと考えるときがある。

まず一つそれは色にあるのではないかと思う。「こんな組み合わせもあったのか。」とアッと驚く色の組み合わせをいつも披露してくれる。

柄の題材は自然であったり、動物であったり、歴史であったり、建造物であったりあらゆるものが題材となっているのだが、それらを切り取ってそれを「そめのざ玄才」というフィルターにかけて描いている。

何気ない自然の中から周りの人間が誰も気づかないアッと驚く光景を引き出す優れたフォトグラファーのようだ。

むしろ自然は自然のままだが、玄才カラーといわれるように題材をさらに玄才というフィルターにかけて再度組み合わせてきものの図柄に表現している。

サンクトペテルブルグ国立演劇アカデミーにてきものショー開催時のテレビ局の取材