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俗にいうママ振袖の話

みなさんは「ママ振袖」という言葉を聞いたことがあると思いますが、

 

ママ振袖=お母さんの着た振袖をお嬢さん成人式に着用すること。

 

もちろん他の言い方もあります。

 

・リスタイル振袖

 

・リメイク振袖

 

いずれにしてもお母さんの振袖を丸洗いして汚れを取ったり帯締めや帯揚げなど今風にコーディネートしてご利用になることをいいます。 

 

お母さんの着た振袖って今より物がいいかも?

もちろんお母さんの振袖ですから30年以上は前のものということになります。

 

その時代は、着物の職人さんや染め工場も多く、生地にしても染や柄にしても今より数段優れたものが作れた時代です。

 


デザイナー花井幸子の振袖

花井幸子の色無地振袖

 

画像を見ると分かると思いますが、

 

生地はちりめん(鬼しぼ)で相当重めの最高級の生地です。

 

注目すべきはグリーンの比翼。そして裏地は紫。

 

通常は比翼は留袖など正式なものに使うのですが、あえて色の比翼に使用したのがなんともおしゃれ。さすがデザイナーのセンスです。

ママ振袖のポイントはコーディネートにありそうです。

 

【手順】

 

1、お母様の振袖と帯と長襦袢を用意します。

 

2、お店でその振袖を着装してもらいます。

 

そのとき汚れや寸法違いを見てもらいます。

 

3、お好みの帯締めや帯揚げを合わせます。

 

この小物選びはかなり重要になりますのでよく相談しながら選びましょう。

 

4、草履バックの糊はがれや傷をチェック

 

昔のものは草履のソール部分が本体とはがれている場合があります。

 


以上のことをチェックしながらコーディネートをしてもらいましょう。

 

そんな理由から振袖選びは小物のバリエーションの多いお店で選ぶことがいいですね。

ズバリ小物の在庫が多いところがおすすめです。

 

レンタル振袖が主体のお店は決まりきった帯締めや帯揚げで対応しているところが多いので、小物の多さでお店を決めるのもポイントになるかも知れませんね。